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寝ても寝ても眠いのはなぜ?眠気がとれない原因や対処法を解説

「寝ても寝ても眠い」という経験は多くの人が抱える悩みです。十分な睡眠時間を確保しているはずなのに、日中の眠気に悩まされ続けるのはなぜでしょうか。

この記事では、十分に眠っているはずなのに眠気がとれない原因を医学的な視点から解説します。睡眠の質や生活習慣、潜在的な健康問題など、様々な要因が関係している可能性があります。また、日中の眠気を改善するための実践的な対処法もご紹介します。

慢性的な眠気に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。あなたの「いつも眠い」という悩みを解決するヒントが見つかるかもしれません。

寝ても寝ても眠いときに考えられる原因

寝ても寝ても眠いと感じる場合、様々な原因が考えられます。以下で、主な原因について解説します。

睡眠時間が不足している

十分な睡眠時間を確保できていないことは、眠気が発生する最も基本的な原因です。成人の多くは7〜8時間の睡眠が必要とされていますが、個人差があります。

長時間の残業や夜型生活により睡眠時間が慢性的に削られると、睡眠負債が蓄積され、日中の強い眠気として現れます。思春期の学生や仕事を始めたばかりの会社員に特に多く見られる問題です。

睡眠の質が低下している

睡眠時間を十分にとっていても、その質が低下していると「寝ても寝ても眠い」状態になります。ストレスは睡眠を浅くし、脳と体が十分に休まらないため日中の眠気を引き起こします。

睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害などの睡眠関連疾患も、睡眠を断片化し質を低下させます。そのため、長時間寝ているのに疲労感が取れないという状況が生じます。

睡眠リズムが乱れている

体内時計の乱れは慢性的な眠気の大きな要因です。不規則な就寝・起床時間は体内時計を狂わせ、睡眠と覚醒のリズムを不安定にします。特に休日と平日で大きく睡眠スケジュールが異なると、体内時計が混乱し、眠りが浅くなったり日中の眠気が増加したりします。

また、就寝前のブルーライト露出はメラトニン分泌を抑制し、入眠を困難にし、睡眠リズムをさらに乱す原因となります。

生活習慣が乱れている

生活習慣の乱れは「寝ても寝ても眠い」問題に直結します。運動不足は深い睡眠を減少させ、食生活の乱れ(特に就寝時刻に近い食事)は消化器系に負担をかけ睡眠の質を低下させます。

また、カフェイン、アルコール、ニコチンなどの嗜好品も睡眠に影響を及ぼします。カフェインの夜遅い摂取は入眠を妨げ、アルコールは入眠を促進するものの後半の睡眠を浅くします。これらの要因が組み合わさると、日中の過度の眠気という形で現れます。

休日にずっと寝てしまうのは病気?

休日にずっと寝てしまう現象には様々な原因が考えられます。一般的なのは平日の睡眠不足を休日に取り戻そうとする「睡眠負債」の返済です。平日に十分な睡眠時間を確保できていない場合、体は休日に回復のために長時間の睡眠を求めます。

一方で、単なる疲労回復以上に眠ってしまう場合は、睡眠の質に問題がある可能性があります。睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群などの睡眠障害によって夜間の睡眠が浅くなり、結果として日中も眠気に襲われることがあります。

また、うつ病や季節性感情障害などの精神疾患、甲状腺機能低下症のようなホルモン疾患も過眠の原因となります。特に冬に過眠が悪化する場合は季節性感情障害(冬季うつ)の可能性も考慮すべきです。

さらに、ナルコレプシーや特発性過眠症などの中枢性過眠症も原因となり得ます。これらの病気は脳の覚醒システムに問題があり、十分な睡眠時間を取っても日中の強い眠気が続きます。

眠気がとれないときの対処法

眠気が取れない時の対処法は、原因によって異なります。ここでは、一般的な対処法と、すぐに試せる方法、そして根本的な解決を目指す方法をそれぞれご紹介します。

睡眠環境を見直す

睡眠の質を高めるためには適切な環境づくりが重要です。寝室の温度は季節に応じて18〜25℃程度、湿度は50〜60%程度が理想的です。光の影響も大きいため、カーテンなどで外光を適切に遮断し、夜間は刺激の少ない暖色系の照明を使用しましょう。

就寝前はスマートフォンやパソコンなどのブルーライトを発する機器の使用を控えるのも効果的です。寝具も体に合ったものを選び、騒音対策として静かな環境を確保するか、必要に応じて耳栓を活用しましょう。枕の高さや硬さ、マットレスの状態も快適な睡眠を左右する重要な要素です。

規則正しい生活を心がける

体内時計を整えるには、毎日同じ時間に起床・就寝することが基本です。休日でも平日と同じリズムを維持することで、睡眠と覚醒のサイクルが安定します。朝は太陽の光を浴びて体内時計をリセットし、朝食をしっかり摂ることで一日のリズムを作りましょう。

適度な運動も睡眠の質を向上させますが、就寝直前の激しい運動は避けるべきです。就寝前のカフェインやアルコール、喫煙も睡眠を妨げる要因となるため控えましょう。

また、夕食は就寝の2〜3時間前までに済ませ、特に脂肪分の多い食事は消化に時間がかかるため注意が必要です。

ストレスを解消する

ストレスは睡眠の質を大きく低下させる要因です。自分に合ったストレス解消法を見つけることが重要になります。瞑想やヨガ、深呼吸などのリラクゼーション法を取り入れたり、入浴で体をリラックスさせたりすることが効果的です。

就寝前には心を落ち着かせるルーティンを作り、例えば読書や音楽鑑賞など自分が心地よいと感じる活動に時間を充てましょう。仕事や悩みごとのことを考えるのは避け、就寝時間の1時間前からはリラックスモードに切り替えることが大切です。日記をつけて思考を整理したり、心配事を書き出して頭の中をすっきりさせたりする方法も効果的です。

場合によっては医療機関を受診する

日常生活での対策を試みても改善が見られない場合は、専門家への相談を検討すべきです。特に、十分な睡眠時間を確保しているにも関わらず日中の強い眠気が2週間以上続く場合や、いびきがひどい、呼吸が止まる、夜中に何度も目が覚めるなどの症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群や過眠症などの睡眠障害の可能性があります。

また、うつ病や不安障害などの精神疾患が睡眠問題の原因となっていることもあります。睡眠外来や精神科、内科などの専門医を受診し、必要に応じて睡眠ポリグラフ検査などの精密検査を受けることで、適切な診断と治療を受けることができます。

睡眠の質を改善するなら「ねむりの相談所」へ

質の良い睡眠は、心身の健康と日常生活の質を大きく左右します。「寝ても寝ても眠い」という状態は、単なる睡眠不足だけでなく、睡眠の質や生活習慣、さらには潜在的な健康問題が隠れている可能性があります。睡眠環境の見直しや規則正しい生活習慣の確立、ストレス管理など、できることから少しずつ改善していきましょう。それでも改善が見られない場合は、専門医への相談も検討してください。あなたに合った対策を見つけることで、毎朝すっきりと目覚め、活力ある一日を過ごせるようになるはずです。

寝ても寝ても眠いとお悩みの方には、ねむりの相談所がおすすめです。睡眠のプロフェッショナルであるスリープマスターが、専用の活動量計を用いて1〜2週間の睡眠状態を計測し、データを可視化。その結果を基に、寝室環境や生活習慣の改善点を具体的にアドバイスします。さらに、一人ひとりに適した寝具やリラックスグッズの提案も行い、質の高い睡眠へと導きます。睡眠の質を向上させ、日中の眠気を軽減したい方は、ぜひご相談ください。

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