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布団クリーニングの料金目安は?保管方法についても解説

冬が終わりを告げ、暖かい季節が近づくと、多くの方が布団の片付けを考え始めます。そんなとき、布団をクリーニングに出すことを検討する方も多いでしょう。しかし、「いったいいくらかかるのか」「自宅での保管とどちらがいいのか」といった疑問をお持ちの方も少なくありません。

この記事では、布団クリーニングの一般的な料金相場をわかりやすく解説するとともに、クリーニング後の布団を最適な状態で保管するための方法についてもご紹介します。快適な眠りのためのメンテナンスとしても重要な布団のケア。賢く選んで、次のシーズンも気持ちよく使える布団を保ちましょう。

布団クリーニングは必要?汚れがもたらすリスクとは

人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われており、布団は想像以上に汚れているものです。汗や皮脂、フケ、ホコリなどが蓄積した布団はダニやカビの温床となり、アレルギーや健康被害の原因となる可能性があります。

また、汚れは布団の保温性や弾力性を低下させ、寝心地にも悪影響を与えます。具体的には、以下のようなリスクがあります。

ダニ・カビが繁殖しやすくなる

布団を汚れたまま使い続けることには、健康面で見過ごせないリスクがあります。特に問題となるのがダニとカビの繁殖です。人の皮脂や汗、フケなどが蓄積した布団は、ダニにとって格好の餌となり、急速に繁殖環境が整ってしまいます。

ダニの死骸や排泄物はアレルギー反応を引き起こし、喘息や肌トラブルの原因となることも。同時に、湿気を含んだ汚れはカビの発生を促進します。カビは胞子を空気中に放出し、これを吸い込むことで呼吸器系の問題を引き起こしたり、アレルギー症状を悪化させたりする可能性があります。

また、一度繁殖が進むと完全な除去が難しくなるため、定期的なクリーニングで清潔な寝具環境を保つことが重要です。

アレルギーの原因になる可能性がある

布団を汚れたまま長期間使用することは、健康面で様々なリスクをもたらします。特に注目すべきは、アレルギー症状を引き起こす可能性です。

汚れた布団には、ダニやダニの死骸、フンが蓄積しやすく、これらはハウスダストの主要な成分となります。人が寝ている間に呼吸を通してこれらの物質を取り込むことで、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといったアレルギー性鼻炎や、咳、息苦しさなどの喘息症状を誘発することがあります。

また、敏感肌の方は皮膚に直接触れることで湿疹などの皮膚トラブルが発生する場合もあります。定期的なクリーニングは、これらのアレルゲンを除去し、健康的な睡眠環境を維持するために重要です。

布団の劣化を早める

布団を汚れたまま使い続けると、様々な悪影響が布団の劣化を加速させます。具体的には、人体から排出される汗や皮脂、ハウスダストが布団の内部に蓄積されると、これらが繊維を傷め、綿や羽毛などの中材が固まってしまうのです。

また、湿気を含んだ汚れは雑菌やダニの繁殖を促進し、これらの微生物が布団の素材を分解することで弾力性が低下します。さらに、汚れによって布団の通気性が悪くなり、湿気がこもりやすくなることで、カビの発生を招き、布団の生地が劣化するだけでなく、中材の保温性や吸湿性も著しく損なわれます。

定期的なケアを怠ると、本来なら長く使える布団の寿命を大幅に縮めてしまうのです。

布団クリーニングの種類

布団クリーニングには、主に以下の3つの種類があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめました。

宅配クリーニング

布団の宅配クリーニングは、自宅から出ることなく布団のクリーニングを依頼できるサービスです。特徴としては、自宅まで集配してくれる便利さと、店舗への持ち運びが不要な手軽さがあります。

メリットは、重い布団を自分で運ぶ必要がなく、忙しい方や高齢者、車を持たない方でも利用しやすい点です。また、専用の大型設備で丁寧に洗浄してくれるため、自宅では難しい徹底的な洗浄が期待できます。

一方でデメリットとしては、店舗持込に比べて料金が割高になりがちなことや、仕上がりまでに時間がかかることが挙げられます。また、布団を預けている間は使用できないため、予備の布団が必要になる場合もあります。

店舗(持ち込み)クリーニング

布団の店舗持ち込みクリーニングは、自分で布団を店舗に運び、クリーニングを依頼するサービスです。この方法の大きな特徴は、宅配や訪問サービスと比較して料金が安価に設定されていることです。

自分で持ち込む手間はかかりますが、その分コストを抑えられるため、経済的な選択といえます。また、店舗スタッフと直接話せるため、シミや気になる部分を具体的に指摘でき、より細やかな対応を期待できます。

一方でデメリットとしては、布団は大きく重いため、車がない方や高齢者にとっては運搬が大変な点が挙げられます。加えて、クリーニング後も自分で引き取りに行く必要があり、天候や体調によっては負担になることもあります。混雑時期には仕上がりまでに時間がかかる場合もあるため、余裕を持ったスケジュール調整が必要です。

コインランドリー

布団を洗えるコインランドリーは、大型洗濯機と大型乾燥機を備え、自宅では難しい布団の丸洗いができる施設です。

最大のメリットは自分のペースで手軽に利用でき、専門店に比べて費用が安く済む点です。また、即日で洗濯から乾燥まで完結できるため、時間的な融通が利きます。

一方、デメリットとしては、素材によっては適さない布団があり、特に羽毛布団などは専門的なケアが必要なケースがあります。また、布団の出し入れや持ち運びは自分で行う必要があるため、重さに苦労する場合があります。

さらに、店舗の機械の清潔さや状態によっては洗浄効果にばらつきが生じることもあり、専門店のような徹底的な汚れ落としや消臭効果は期待できないこともあります。

布団クリーニングの料金目安

布団クリーニングの料金目安について、一例として日本橋西川の布団クリーニングの料金体系を紹介します。日本橋西川では、羽毛布団のリフォームサービス「リサイクル&リフォーム」を提供しています。

このサービスでは、使用中の羽毛布団を解体し、羽毛を洗浄・乾燥した後、新しい側生地に入れて再生します。選べるコースは以下の通りです。

コース名料金目安概要
お手軽コース22,000円(税込)羽毛の洗浄・乾燥を行い、新しい綿100%の側生地に仕立て直します。足し羽毛はありません。
スタンダードコース44,000円(税込)~羽毛の洗浄・乾燥に加え、新しい羽毛を補充し、側生地も選択可能です。キルトは片寄りの少ないユニステークキルトを採用しています。
ゴア®羽毛ふとんコース104,500円(税込)~側生地にゴア®メンブレンを使用し、軽量でムレにくい仕上がりが特徴です。足し羽毛の種類も選べます。
アイダー原毛洗いコース(ゴア®羽毛ふとん仕上げ)220,000円(税込)~希少なアイダーダウンを使用した布団を対象に、ゴア®メンブレンの側生地で仕立て直します。
羽毛肌掛け布団コース22,000円(税込)~オールシーズン使える肌掛け布団に仕立て直すコースです。

各コースの詳細や料金は、布団のサイズや選択する生地、足し羽毛の種類によって異なります。詳しくは日本橋西川の公式サイトをご確認ください。

参考:日本橋西川|リサイクル&リフォーム

布団クリーニングへ出すか迷ったときの判断基準

布団をクリーニングに出すかどうか迷った際は、以下のポイントを参考に、ご自身の状況に合わせて検討してみてください。

目に見える汚れ・シミや臭いがある

布団に目に見える汚れやシミ、嫌な臭いが発生している場合は、クリーニングに出すべき明確なサインです。特に汗ジミや飲み物のこぼれた跡、皮脂の蓄積などは、時間が経つほど繊維に定着して落ちにくくなります。

また、布団から不快な臭いがする場合は、すでに雑菌が繁殖している可能性が高く、自宅での洗濯や天日干しだけでは完全に除去できないことがあります。プロのクリーニング店では、専用の洗剤や洗浄方法で頑固な汚れや臭いにも対応できるため、健康面を考慮しても早めの依頼が望ましいでしょう。

布団のふっくら感がない

布団を使用するうちに中綿が偏ったり固まったりして、かつてのふっくら感が失われてくることがあります。これは汗や皮脂などの汚れが繊維に付着し、中綿同士が固着してしまうためです。布団を叩いたり手で広げたりしても、元の状態に戻らない場合は、クリーニングに出す時期と考えてよいでしょう。

プロのクリーニングでは洗浄後に専用機械で中綿をほぐし、再び均一に分布させることができます。特に羽毛布団は、クリーニングによって羽毛の膨らみを復活させることで、保温性も回復します。

季節の変わり目で布団を片付ける

季節の変わり目で布団を収納する前にクリーニングに出すことは、賢明な選択です。特に冬用の厚手の布団を春に片付ける際は、冬の間に蓄積された汗や皮脂、ダニなどの汚れを落としてから保管することで、カビの発生を防ぎ、次のシーズンも清潔な状態で使用できます。

また、多くのクリーニング店では布団の保管サービスも提供しており、自宅に収納スペースがない場合は特に便利です。クリーニング後に専用の不織布や真空パックで包装してくれるため、埃や湿気から守りながら次のシーズンまで最適な状態で保管することができます。

クリーニングから戻ってきた布団の保管方法

ベッド, 横たわる, 座る, 毛布 が含まれている画像

AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。

クリーニングから戻ってきた布団の保管方法に悩む人もいるでしょう。せっかく綺麗になった布団なので、次に使う時も気持ちよく使えるように正しく保管しましょう。

1.ビニール袋から出す

クリーニング店から布団が戻ってきたら、まずビニール袋から取り出すことが重要です。ビニール袋は湿気を閉じ込めやすく、そのまま長期間保管するとカビや臭いの原因になります。特に完全に乾燥していないわずかな湿気でも、密閉された環境では繁殖のきっかけとなるため注意が必要です。

ビニール袋から出した後は、室内でしばらく広げて空気に触れさせることで、残留している化学物質や洗剤の匂いも抜けていきます。また、この時点で布団を軽く叩いたり揺すったりして、中綿が均一に広がるようにすると、より良い状態で保管できます。

2.直射日光の当たらない風通しの良い場所に置く

布団を保管する際は、直射日光が当たらず、かつ風通しの良い場所を選ぶことが大切です。直射日光は布団の生地を劣化させ、色あせや繊維の弱体化を引き起こします。特に羽毛布団や絹綿の布団は、紫外線によるダメージを受けやすいので注意が必要です。

一方で、風通しが悪い場所では湿気がこもりやすく、カビやダニの温床となります。理想的なのは、湿度が低く安定している押入れや収納棚の中段あたりです。下段は床からの湿気を受けやすく、上段は天井付近で温度が高くなりがちなため避けるのが賢明です。

また、壁に直接接触させないよう少し隙間を空けて置くと、より通気性が確保できます。

3.布団収納袋に入れて保管する

長期間保管する場合は、専用の布団収納袋を利用するのが効果的です。収納袋を選ぶ際は、ビニールなどの通気性の悪い素材ではなく、不織布や綿素材など「呼吸する」素材の袋を選びましょう。

これにより、完全な密閉状態を避けつつも、ホコリや虫の侵入を防ぐことができます。圧縮袋タイプの収納袋は省スペースで便利ですが、羽毛布団など弾力性が重要な素材では、長期間の圧縮保管は避けた方が良いでしょう。

また、収納袋に入れる前に防虫剤や乾燥剤を一緒に入れておくと、より安心です。ただし、防虫剤は直接布団に触れないよう小さな袋に包むなどの工夫をすると、布団に臭いが移るのを防げます。定期的に収納袋を開けて布団に空気を通し、乾燥剤を交換することも、長持ちさせるコツです。

布団クリーニングなら日本橋西川のリサイクル&リフォームがおすすめ

日本橋西川では、使い古した羽毛布団を蘇らせる「R&R」サービスを提供しています。このサービスでは、布団を解体して中の羽毛を洗浄・乾燥し、新しい側生地に詰め直すことで新品同様に再生します。寝具リフォームコンサルタントによる診断・提案があり、22,000円(税込)からの5つのコースから選べるのが特徴です。

布団クリーニングやリフォームをお考えの方は、ぜひ日本橋西川の「R&R」サービスをご利用いただき、快適な睡眠環境を手に入れてください。

日本橋西川|リサイクル&リフォーム

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