マットレスの選び方|寝やすい硬さの目安などおすすめの寝具を紹介
良質な睡眠は健康的な生活を送る上で欠かせません。そして、その睡眠の質を大きく左右するのがマットレスです。しかし、マットレスの選び方は意外と難しく、多くの人が悩みを抱えています。硬さや素材、厚さ、サイズなど、考慮すべき点が多岐にわたるため、どれを選べばよいのか迷ってしまうことも少なくありません。
本記事では、マットレスの選び方について詳しく解説します。硬さの違いによる効果や、おすすめの選び方のポイント、体型や寝姿勢に合わせた適切な硬さの選び方など、快適な睡眠を得るために役立つ情報となっています。選んだマットレスが合わなかった場合の対処法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
マットレスは硬めと柔らかめどっちがいい?
マットレスを選ぶ際、「硬めと柔らかめ、どちらがいいの?」という疑問を抱く人は多いでしょう。結論から言えば、これには正解がありません。個人の体型、睡眠姿勢、好みによって最適な硬さは異なるからです。しかし、一般的な傾向や特徴を理解することで、自分に合ったマットレスを選びやすくなります。
硬めのマットレスは体をしっかりと支え、背骨のラインを維持しやすいです。一方、柔らかめのマットレスは体の曲線に沿って優しく包み込むような感覚を与え、圧力を分散させる効果があります。
例えば、体重が重めの方や仰向けで寝ることが多い方は、硬めのマットレスが適している可能性が高いです。背骨のラインを維持しやすく、体が沈み込みすぎないためです。反対に、体重が軽めの方や横向きで寝ることが多い方は、柔らかめのマットレスが快適に感じられるかもしれません。体の曲線に沿ってマットレスが適度に沈み込み、肩や腰への圧力を分散させてくれるからです。
おすすめのマットレスの選び方
マットレスを選ぶ際には、いくつかの重要な要素を考慮する必要があります。ここでは、快適な睡眠を得るための5つの選び方のポイントを詳しく解説します。
1.硬さを選ぶ
マットレスの硬さは、睡眠の質に直接影響を与える要素です。一般的に、硬さは「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3段階に分類されることが多いですが、メーカーによってはさらに細かく分類している場合もあります。
例えば、体重が標準値より少ない方や横向きで寝ることが多い方は、やわらかめ~ふつうの硬さが適していることが多いです。一方、BMI値が25以上の方や仰向けで寝ることが多い方は、ふつう~かための硬さが快適に感じられる傾向があります。
2.素材を選ぶ
マットレスの素材は、寝心地や耐久性、通気性などに影響します。主な素材には、スプリング、ウレタンフォーム、ラテックスなどがあります。
素材ごとの特徴はそれぞれ以下の通りです。
素材 | 特徴 | 適している人 |
スプリング | 体をしっかりと支え、耐久性が高い | 体重が重めの方、仰向けで寝ることが多い方 |
ウレタンフォーム | ・体にフィットし、圧力を分散させる・静音性が高い | 横向きで寝ることが多い方、パートナーの寝返りで起きやすい方 |
ラテックス | 耐久性と弾力性が高く、通気性も良好 | 寝汗をかきやすい方、アレルギー体質の方 |
素材を選ぶときは、快適さだけでなく長期的に使用することも考慮して耐久性などにも目を向けるとよいです。自分のライフスタイルや優先事項に合わせて、最適な素材を選びましょう。
3.厚さを選ぶ
マットレスの厚さは、快適性と耐久性に影響します。一般的に、厚さは8cm~30cm程度の範囲で選択できることが多いです。
薄いマットレスは軽量で扱いやすく、収納や移動が容易なため、引っ越しが多い方におすすめです。一方で、厚みのあるマットレスは高級感があり、体圧分散効果が高くなっています。そのため、長時間ベッドの上で過ごしていても身体に負担がかかりにくいです。
厚さを選ぶ際は、以下の点を考慮しましょう。
- 使用するベッドフレームの種類や高さを確認する
- 自分の体重や体型に適した厚さを選ぶ
- 寝室のスペースや収納の必要性を考慮する
- 予算と耐久性のバランスを検討する
ただし、厚さだけでなく、素材や構造も合わせて考慮することが重要です。例えば、高密度のウレタンフォームを使用した薄めのマットレスでも、十分な快適性を得られる場合があります。
4.サイズを選ぶ
マットレスのサイズは、快適な睡眠空間を確保する上で重要です。日本の一般的なマットレスサイズには、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングなどがあります。
それぞれのサイズ別の特徴は下表の通りです。
サイズ | 特徴 | 適しているケース |
シングル(幅97cm×長さ195cm程度) | 一人で使用するのに適したコンパクトなサイズ | 一人暮らしの方、子供部屋で使用する方 |
セミダブル(幅120cm×長さ195cm程度) | 一人でゆったり眠れる、または二人でも使用可能 | 体格の大きな方、ペットと一緒に寝る方 |
ダブル(幅140cm×長さ195cm程度) | 二人で快適に眠れるサイズ | カップルや夫婦、一人でも広々と眠りたい方 |
クイーン(幅160cm×長さ195cm程度) | 二人でゆったりと眠れる、高級感のあるサイズ | 体格の大きなカップルや夫婦、子どもと一緒に寝る家族 |
キング(幅180cm×長さ195cm程度) | 最大級の広さで、極めてゆったりと眠れる | 大家族、特に広い睡眠スペースを求める方 |
日本の住宅事情を考慮すると、搬入経路の確認も重要です。特に大きいサイズのマットレスを選ぶ場合は、階段や廊下、ドアの幅なども事前に確認しておくとよいでしょう。
5.重視する特徴を選ぶ
マットレスを選ぶ際には、個人のニーズや生活スタイルに合わせて重視する特徴を決めることが大切です。主な特徴には、体圧分散性、通気性、温度調節機能、防ダニ・抗菌性、静音性などがあります。
自分がマットレスに何を求めるのか、条件を改めて見直してみましょう。
睡眠の質を上げるマットレスの硬さとは?
睡眠の質を上げるためのマットレスの硬さは、体重、寝姿勢、そして個人の好みの寝心地によって変わってきます。
体重
睡眠の質を上げるマットレスの硬さを選ぶ際、体重は重要な要素の一つです。一般的に、体重が軽い人はやや柔らかめのマットレスが適しています。これは、体重が軽いと体圧が分散されにくく、硬いマットレスだと体の一部に圧力がかかりすぎてしまうためです。
例えば、標準値より少ない方であれば、柔らかめからやや柔らかめのマットレスが快適に感じられるでしょう。一方で体重が比較的重い人は、やや硬めのマットレスが適していることが多いです。これは、体重が重いと柔らかすぎるマットレスに沈み込みすぎてしまい、背骨のラインが崩れやすくなるためです。
ただし、これはあくまで目安であり、個人の好みや体型によっても適切な硬さは変わってくることを覚えておきましょう。
寝姿勢
寝姿勢もマットレスの硬さ選びに影響します。仰向けで寝る人は、比較的硬めのマットレスが適していることが多いです。これは、仰向けの姿勢では背骨のラインを自然な状態に保つことが重要で、硬めのマットレスがその役割を果たすからです。背中全体で体重を支えるため、適度な硬さがあることで体のラインが崩れにくくなります。
一方で横向きで寝る人は、やや柔らかめのマットレスが快適に感じられるでしょう。横向きの姿勢では、肩や腰などの出っ張った部分に圧力がかかりやすいため、それらの部分を柔らかく包み込むようなマットレスが理想的です。
また、うつ伏せで寝る人は、やや硬めのマットレスが適していることが多いです。これは、柔らかすぎるマットレスだと腰が沈み込みすぎて背骨のラインが崩れやすくなるためです。ただし、うつ伏せ寝は首や背中に負担がかかりやすい寝姿勢なので、できるだけ避けることをおすすめします。
好みの寝心地
マットレスの硬さは個人の好みにも左右されるため、体重や寝姿勢だけでなく、自分が心地よいと感じる寝心地を重視することが大切です。
例えば、包み込まれるような柔らかさを好む人もいれば、しっかりとした支えを感じる硬さを好む人もいます。過去の経験から、どのような寝心地が自分に合っているかを思い出してみるのも良いでしょう。ホテルや旅館で快適に眠れたベッドの感触や、以前使っていたマットレスの特徴などを思い出すことで、自分の好みがわかりやすくなります。
また、可能であれば実際に寝てみて感触を確かめることをおすすめします。多くのマットレス専門店やデパートでは、試し寝ができるようになっています。数分間横になってみるだけでも、自分に合った硬さを見つける手がかりになるでしょう。
ただし、新しいマットレスに慣れるまでには1〜2週間ほどかかることもあるため、最初の印象だけで判断せず、じっくりと選ぶことが大切です。
マットレスの硬さが合わない場合の対処法
マットレスの硬さが合わないと、寝つきが悪くなったり、体が痛くなったりと、睡眠の質に影響します。それぞれのケースで、どのように対処すれば良いのか、詳しく解説します。
マットレスが硬すぎる場合
硬すぎるマットレスは、体がしっかりと支えられすぎるため、肩や腰に負担がかかり、寝返りがしにくくなることがあります。このような場合は、以下の方法を試してみましょう。
- ベッドパッドやトッパーを重ねる
ベッドパッドやトッパーは、マットレスの上に敷くことで、寝心地を柔らかくする効果があります。特に、低反発素材のものは、体圧分散性に優れているためおすすめです。 - タオルや毛布を重ねる
ベッドパッドやトッパーがない場合は、タオルや毛布を腰や肩などの気になる部分に重ねて、部分的に柔らかさを出すこともできます。 - マットレスの上に布団を敷く
布団を敷くことで、マットレスの硬さを和らげることができます。ただし、厚みのある布団を敷くと、寝返りがしにくくなる可能性もあるので注意が必要です。 - 新しいマットレスを購入する
上記の方法を試しても改善されない場合は、新しいマットレスを購入することを検討しましょう。
マットレスが柔らかすぎる場合
柔らかすぎるマットレスは、体が沈み込みすぎてしまい、腰が痛くなったり、寝返りがしにくくなったりすることがあります。このような場合は、以下の方法を試してみましょう。
- 硬めのボードを敷く
マットレスの下に、ベニヤ板や段ボールなどを敷くことで、マットレスの沈み込みを防ぎ、硬さを出すことができます。 - 硬質マットレスを敷く
硬質マットレスをマットレスの上に重ねることで、硬さを出すことができます。 - 新しいマットレスを購入する
上記の方法を試しても改善されない場合は、新しいマットレスを購入することを検討しましょう。
おすすめのマットレスなら日本橋西川まで
快適な睡眠を追求するなら、日本橋西川のマットレスがおすすめです。
AIRシリーズ
AIRシリーズは、睡眠科学に基づいた革新的技術を用いた高機能マットレスです。各モデルが独自の構造を持ち、多様な睡眠ニーズに対応しています。AIR 01は体圧分散と寝姿勢保持に優れ、AIR 03はクッション性と通気性を向上させています。AIR SIは様々な寝姿勢に対応し、AIR SXは横向き寝にも適したハイブリッド構造を採用。AIR BXはベースマットとして他のモデルと組み合わせられます。
アンドフリーシリーズ
アンドフリーシリーズは、パーソナルフィッティングにより自分に合ったマットレスを選ぶことで、睡眠の悩みの解消を目指すマットレスです。マットレスSA/GAは、独自の4層特殊立体構造が体圧分散させて快眠ラインを保ち、より質の高い睡眠体験が叶います。マットレスKA/KGは、クッション性に優れたウレタン素材の表面を凸凹構造にすることで自然な寝姿勢がキープされ、どんな寝姿勢でも快適に眠ることができます。マットレスSAオーダーは、最新の測定システムで導き出した結果をもとに硬さを調整し、実際に寝試ししながら好みに合った寝心地に組み替えられます。
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